端より乙女

ピッコマ・LINE漫画を中心に面白いと思ったアプリ漫画を紹介します

【ピッコマ】継母だけど娘が可愛すぎる【紹介】

【ジャンル】異世界 悪役令嬢 転生モノ ラブコメ

【雰囲気】コメディ

【状態】未完結 ※2023.06.23から更新再開予定!

 

【おすすめポイント】

・思わずにやにやしてしまうラブコメディ

・かわいいお姫様のファッション

・シリアス要素も少しあり

 

【含まれない要素】

・剣と魔法のファンタジー(魔法は若干アリ)

 

【あらすじ ネタバレなし】

 ぱっとしないと思っていた”わたし”が転生した先は、まさかの白雪姫の物語の中。しかも「いじわるな継母」として義理の娘をいじめてきた”お妃さま”のアビゲールになってしまったなんて。どうしてこんな可愛らしい子をいじめることができたのかしら? できれば仲良くなりたい、あわよくば前世の子供服デザイナーとしての腕を生かして、ブランシュには可愛い服を着てもらいたい……!

 そう思っていたのに、常に邪魔をしてくるのは国王でありブランシュの実の父親である夫。アビゲールに無関心だった夫は、ブランシュと仲良くしようとした途端に全ての行動を疑ってきて厭味ったらしい。わたしは本当に、この可愛すぎる娘と仲良くしたいだけなのに!

 

※ネタバレ回避のワンクッションです※

 

【感想 ※以下、ネタバレを含む】

 出てくる登場人物全員がとにかくかわいい作品です。

 白雪姫をベースにしているので、義理の娘の名前が「ブランシュ=白」だったり、魔法の鏡が出てきたりと小ネタが入ってくるところも読んでいて楽しい要素です。

 なぜアビゲールは年端もいかない義理の娘をいじめるに至ってしまったのか。どうして夫であるところの国王は、政略結婚のアビゲールだけでなく実の娘であるブランシュにも無関心なのか。そもそもなぜ、アビゲールと距離を置くに至ったのか?

 このあたりの国王の無関心、アビゲールの狂気の理由がちゃんと物語の中で紐解かれていきます。新約・白雪姫といった感じでしょうか。ただのラブコメディとしてではなく、白雪姫の独自解釈として楽しめました!

 また主人公の前世の職業であるところのデザイナーがちゃんと生かされて、可愛い服が登場するところもおすすめポイントです。

 本当に大好きな話で何度も繰り返し読んでいるぐらいおすすめです。みなさんも、ぜひ一度は読んでみてください。

【ピッコマ】悪女を殺して【紹介】

【ジャンル】異世界 悪役令嬢 転生

【雰囲気】シリアス

【状態】未完結 ※2023.04.27現在休載中

 

【おすすめポイント】

・主人公が強く、恰好が良い

・物語の展開あり

 

【含まれない要素】

・愛され

・ざまぁ展開

 

【あらすじ ネタバレなし】

 ある日目を覚ましたらそこは、騎士と魔法が存在する異世界であった。ロマンスファンタジー小説の「悪役令嬢役」エリス・ミジェリアン侯爵令嬢として目覚めた主人公は、元の世界に戻ることを目標に行動を始める。

 愚かで可愛いらしく、誰からも愛されている小説のヒロイン、ヘレナ。ヘレナを愛し、エリスの婚約者でありながらエリスを全く顧みようとしない皇太子。ヘレナを愛しく思い、皇太子と彼女を奪い合うことになる騎士と、ヘレナのことをいつか愛するようになる大神官。

 でも、そんなこの世界のすべてのものに、彼女は興味が無かった。

 彼女の目的はただ一つ。元の世界に戻るため、悪女であるエリス・ミジェリアンとしての、「死」を迎えること――。

 しかし、何度死のうとしても失敗してしまう。物語を歪めることは許されていないからだ。この『私』を、誰か殺して……。

 

 

※ネタバレ回避のワンクッションです※

 

【感想 ※以下、ネタバレを含む】

 エリス・ミジェリアンのいつも気だるげでクールで、そしてすべてを諦めきっているところが丁寧に描かれており、恐ろしいほどに美しい作品です。

 息をのむほどに美しく、気高く、完璧で、まさに孤高の存在である「エリス・ミジェリアン」という存在に入り込んだ主人公の目線に立つことで、完璧であったはずのエリスが一人のただの少女であったということが浮き彫りになっていきます。

 ただひたすらにエリスが可哀想になってしまうところが、主人公は違います。彼女はエリスではないから、だからエリスに向けられた悪意に傷つかないのです。その姿勢が潔く、読んでいてすがすがしいです。

 また、そんなエリスに寄り添う存在が登場します。それは、ロマンス小説内でもエリスの騎士として登場していたアナキン。彼の存在によって、この世界に一切に未練が無く、全くの他人事として捉えていた主人公の心境にも変化が生まれます。

 彼女は無事に「死ぬ」ことができるのか……?

 

 めちゃくちゃ面白いのでぜひ読んで欲しいです。